同伴時、相手の下心があからさますぎるときの上手なかわし方とは
こんにちは、ナイトワーク法律相談所です。
年が明けて、もういろいろなお店では営業が始まっているかと思います。
年末年始の営業って、エリアごとでも統一されていないから少しだけ厄介ですよね。
長期のお休みができたから年越しも兼ねて実家に帰ったら、同じエリアで年越し営業をしているお店にきたお客さんから連絡があった……みたいなことも少なくないです。自分が在籍しているお店は営業していないので、まだ心は軽いのですがそれでもやっぱりお客さんが近くまで来てくれたのに、対応できないことへのふがいなさや歯がゆさを感じてしまうこともしばしばです。年末営業しているところは、だいたい年始5日ほどお休みなイメージがあります。
逆に、年末お休みのお店は、3が日から開いているイメージです。
地方だと、新年会などの飲み会で利用されるところも多いので(特にスナックなど軽く立ち寄れるところ)年始からやっていそうですね。大きな会社だと、新年会をやる際に「コンパニオン」として、贔屓にしているお店から女の子を派遣してもらいます(創立周年イベントなどもあります)。同伴などとまた違った、外での営業は身が引き締まるものもありますね。
口開けがいいと縁起がいいですし、その年の営業も安泰する気がします。
みなさんのスタートダッシュ営業はいかがでしたか?
最近は、新年会をするところが減ってきているようで、なかなか新年会帰りの人を捕まえるのが難しいと聞きます。2月は営業日数の関係で売り上げ成績もあまり伸びない風潮にありますし、ここでしっかりつかんでおきたいんですけどね……。「新規のお客さんをつかもう」躍起になりがちですが、それが原因でお店側やお客さんとトラブルをおこすこともしばしばです。
例えば、年末のクリスマスでお金を使ってもらいすぎたのに、それからあまり時間が空いていない新年早々、「新年だからたくさん使って」などと相手のお財布事情も分からないままゴリゴリ営業をかけてしまい、切れるとまではいかないんですが、疎遠になるなんてこともありがちです。付き合いが長い関係なら、解決することもしばしばですが、付き合いが長いなら何となくどれくらい使うかとか把握できるので、こういうことが起こるのは付き合いが短いお客さんですね。よく「使いすぎたり長時間いたりすると、満足してこなくなる」などと言います。完全新規のお客さんならなおさらその危機は大きいはずです。
でもそれで切羽詰まって使わせすぎて切れてしまうのなら、本末転倒です。
気を遣うってことは大切です。「親しき中にも~」などともよく言いますね。お店の中での気遣いはもちろんの事、外の気遣いも必要になってきます。例えば、よく言われるのが同伴の気遣いです。集合時間や並んでの歩き方・お店に入って注文するときなどです。特に注文は「お客さんより高いものを注文しない」などといわれますね。お店の中と外とで印象を変えて。お客さんを飽きさせないのも口酸っぱく言われますが、それと同じくらい金額のこともいわれます。まぁ、女の子にお店の外でお金を使うよりも、その分中で使ってくれたほうが売りあげに直結するからなどもあるでしょうけど……。
最近は、前と違って同伴=デートだと思っている人も多いです。だから、お客さんに対した気遣いなども、気づかない人もいます。
注文時の値段や、「今日は私が払いますよ」などの気遣い・マナーも、相手にとっては「自分に気があるのでは」と思い込む要因にしかなりません。実際そういった気持を抱かせるからこそ成り立っているのですが。
本気にされる方が多くなってきたなって感じです。お酒作るときも、マドラーの回す方向とか気にしない人も増えてきましたからね……。
あと、同伴で怖いなって思うこともあります。それが、お店から少し距離がある場所への同伴です。仲が良ければいいんですが、そうでないと移動の時も恐怖しかありません。
そういった同伴から生まれるトラブルも少ないとはいいがたいので、その同伴トラブルについてお話をしようかと思います。
トラブル例をご紹介
目次
明らかに同伴の目的が違う
同伴と言ったら、食事や買い物をした後にお店に入るなどが一般ですよね。
一番ありがたい店前同伴は禁止されているところも多いので、残念なことに少なくなってきてしまいましたが。でも、中に入るんです。不埒な人たちが。
同伴って(特に食事)長く見積もっても、お店に入る2時間ほど前に集合するものです。そのはずが、なぜか4時間ほど前に設定される、なんてことがあります。何度も指名をいただいていて、今回初めての同伴……とかではなく、初指名で同伴とかで多い気がします。蓋を開けてみると、1~2時間で食事をし、残った時間でホテルにいこうなどと算段を企てている人が多いです。特に、お店から車などを使わないといけないくらい離れているところで集合されると逃げ場がありません。「ノンアルだから車出すよ」という言葉が一番怖いです。
【予防策】
もしも、昼職もやっているのであれば間に合わないなどと言ってこっちから時間指定をしましょう。夜一本の人でも、そのことを言っていなければ昼職もやっていると嘘ついて時間の調整をして大丈夫です。また、「お店から〇時に入らないとダメって言われている」などと言って、終わりの時間もわかるようにしましょう。
わざと遅刻するのもいいですが、時間などは信用問題にもなるので多用はしたくないです。「自分の車で行こう」など言われた時は、どのタイミングでもいいのでボーイさんなどお店の人に電話をしましょう。「このまま直接お店に伝えたいので、あとどれくらいでつくか教えてほしいです」などといえば、ある程度防げるはずです。あとは、わざとゆっくり食べて時間を消耗させたり、「素面じゃできない」など言ったりして、その場をしのぎましょう。機転が大事ですが、身の危険を感じると焦って何もできない時もあります。あらかじめできそうな予防方法を確認して頭のどこかに入れておくのがいいです。
【解決策】
実際に連れていかれそうになったら、やっぱりボーイさんなどに電話をしてください。
女だけだから甘く見ていることも多いです。男の人の介入は多少ひるませられると思います。あと、お客さんの車で移動することになったら、自分のスマホなどでマップアプリを開いておくのもいいでしょう。あらかじめお店を目的地に設定したら、自分でナビもできますし、仮に道をそれて危ないところに行ったときにわかります。そうなったらお店に連絡を入れてください。ただ、相手を刺激してしまうことが怖いので、気を付けてください。
もしもお店によく来る人であれば、ボーイさんやほかの女の子にその人の人となりを聞きましょう。やばい人であれば、お店側と相談して対策を練るべきです。
「ホテルいかないと同伴しないよ」などと脅されたら、同伴でなくていいので自分の身を案じて断りましょう。お店に事情を話しておくのも必要です。お店側のコンセプトが、寝て客を増やせなどというタイプでなければ大丈夫です。「同伴の約束をすれば100%来店にもつながるし安心」などとよく言われますが、それでもあまり関係性を築けていない人との二人きりの同伴は怖いものが多いです。慣れていないうちは特に、ホイホイついていくよりも慎重に周りの人と戦略を練ることをお勧めします。
最後に
ナイトワーク(水商売)で働くからには、業界ならではの独自ルールと言うものが存在します。好待遇だからと言って直ぐに飛びつかず、面接時や体入時にしっかり確認することがおすすめです。
何でもかんでも法律違反だから……と考えすぎるのも善し悪しがあります。
最近は大手グループなどで、上記のようなことを払拭する取り組みをしているお店も増えています。
本入する前にネットでの口コミを確認したり、体験入店(体入)時に女の子に聞いてみたり、紹介で入るのであれば実際に働いている女の子の感想などを参考にして、お店選びをするのが良いでしょう。
ナイトワーク(水商売)で働く女の子たちからお客さんのトラブルで相談件数が増えておりますので、普段から上記の内容などに気を付けていることを心掛けましょう。
ナイトワーク(水商売)で長年キャバ嬢やホステスをやっていると、さまざまなトラブルに巻き込まれたり遭遇したりと悩みは尽きないと思います。
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